川西市の皮膚科・形成外科による解説|川西市の皮膚科・形成外科による解説|感染性粉瘤の治療について
「背中や顔にある、できもの(粉瘤)が急に赤く腫れ上がって痛む…」
「触ると熱を持っていて、何もしなくてもズキズキする…」
このように、粉瘤(アテローマ)の内部に細菌が進入して感染を起こし、急激に炎症を起こした状態を医学的に「感染性粉瘤(かんせんせいふんりゅう)」または「炎症性粉瘤」と呼びます。
川西市や川西能勢口駅近くで、このような急な粉瘤の腫れや痛みでお困りの方は、どうぞ一人で我慢せずに、やまだクリニック形成外科・皮膚科へご相談ください。形成外科専門医・救急専門医のバックボーンを活かし、患者様お一人おひとりの腫れの状態に合わせた、適切な治療法をご提案いたします。
1. 感染性粉瘤の治療:まずは丁寧な診察で方針を決定します
赤く腫れた粉瘤の治療は、決して「何でもすぐにメスで切る」というわけではありません。当院ではまず、院長が患者様の腫れや痛みの状態、皮膚の硬さを丁寧に診察・触診し、以下の2つのアプローチから適切な治療法を決定します。
① 軽度の段階:お薬による保存的治療(2〜3日)
まだ内部に膿(うみ)が溜まりきっておらず、周囲の皮膚が赤く硬く腫れている初期の段階であれば、まずは無理に切開せず、抗生剤(抗生物質)の飲み薬や軟膏処置を2〜3日行い、炎症の経過を慎重に見極めます。これだけで腫れが徐々に落ち着いていくケースも多くあります。
② 膿が溜まっている段階:診察室での切開排膿
すでに内部で強い感染が起き、ドロドロとした膿が溜まって皮膚が薄くなっている場合は、飲み薬だけでは痛みが取れにくいことがあります。その場合は、痛みの原因である内部の圧力を下げるため、外来の診察室にて、その場で皮膚を数ミリ処置し、溜まった膿を外へ出す「切開排膿(せっかいはいのう)」を行います。膿が出ることにより内部の圧力が下がり、あの激しいズキズキとした痛みは軽減されます。
2. 痛みに配慮した局所麻酔の工夫
「腫れて痛む場所に麻酔をして切るのが不安」という方も多いかと思います。
当院では、切開排膿が必要となった場合でも、できる限り患者様の苦痛を和らげるため、極細の注射針の採用や、麻酔薬を注入する速度のコントロールなど、救急医療や形成外科の現場で培ったデリケートな局所麻酔の工夫を行っています。どうぞ緊張なさらずに、安心してお任せください。
3. 炎症が落ち着いた後の「根本治療」は日帰り手術専用の手術室で
切開排膿は、あくまで「今ある激しい痛みと膿を取り除くための緊急処置」です。これだけで粉瘤の袋(カプセル)が消失してなくなるわけではないため、数ヶ月して傷が落ち着いたタイミングで、袋ごと摘出する「根本的な日帰り手術」をご案内しています。
この根本的な摘出手術を行う際には、一般的な外来診察を行うベッドではなく、衛生管理に配慮した当院の「日帰り手術専用の手術室」を使用します。
クリーンな環境を整え、将来の傷跡が目立たなくなるように形成外科的アプローチを用いて、袋の摘出を目指します。
4. 川西能勢口駅徒歩2分|自壊して傷跡が大きくなる前にご相談を
感染性粉瘤は、放置して自然に治ることはありません。限界まで我慢してしまうと、内部で袋が破れて膿が外へ漏れ出る「自壊(じかい)」を起こします。自壊してしまうと、強い痛みを伴うだけでなく、周囲の組織と癒着を起こすため、将来的に摘出する際の手術が難しくなったり、治った後の傷跡が大きく凹んで目立ってしまったりする原因になります。
「ただのおできかもしれない」「何科の病院に行けばいいか分からない」と悩まれている方もご安心ください。当院は土曜日の午前中も外来診療を行っております。地域の皆様の健やかなお肌とかかりつけ医として、万が一の際にはいつでも頼りにしていただけますと幸いです。