川西市の皮膚科・形成外科による解説|あせもについて
あせも(汗疹・かんしん)の治療方針と正しいスキンケア
あせもとは?
あせも(汗疹)は、暑い環境や運動などで汗をたくさんかいたときに、汗の通り道(汗管)が詰まりやすくなって、皮ふに赤いブツブツやかゆみが出る状態です。
首まわり、わきの下、ひじ・ひざの内側、お腹、背中など、汗がたまりやすい場所に起こりやすい特徴があります。
治療の基本は、以下の3つです。
- 1.涼しくして発汗自体をへらす
- 2.こすらず清潔にする
- 3.かゆみと炎症を早めに抑える(必要な場合は外用薬を使用)
炎症が強いときは、症状に合わせて短期間のステロイド外用薬を使って、赤みやかゆみを一気に抑えることがあります。多くの場合、適切なケアを行えば数日〜1週間ほどで軽快します。ただし、掻き壊すと治りが遅くなったり、じゅくじゅくした湿疹や細菌感染につながることがあるため、早めの対策が大切です。
🧐 こんな症状はありませんか?
- 1.夏場や運動の後に、首・わき・ひじ/ひざの内側・お腹などに赤い細かいブツブツが出る
- 2.汗をかくとかゆくなり、つい掻いてしまう
- 3.子どもが夜に掻きむしり、じゅくじゅくしてきた
- 4.市販品を塗っても赤みが続いている
- 5.キズの周りに黄色い汁やかさぶたが増えてきた(感染の心配)
主な治療とスキンケア
1) まずは汗と刺激を減らします
- 1.室温を下げる、風通しの良い服にする
- 2.汗をかいたら、シャワーでやさしく洗い流すか、ぬれタオルで押さえるように拭き取る
- 3.ゴシゴシこすらない(皮ふを傷つけ、悪化しやすくなります)
2) かゆみ・赤みが強いときは外用薬を使うことがあります
炎症が強い場合は、症状や場所に合わせて適切な強さの外用薬(主にはステロイド外用剤)を短期間使います。自己判断でダラダラと長く使わないことが大切です。
3) とびひ(細菌感染)が疑われるときは別の治療が必要です
掻き壊しがあると、そこから細菌が増えてとびひ(伝染性膿痂疹)になることがあります。次のようなときは感染の可能性があるため、お早めに当院へご相談ください。
- 1.黄色いかさぶた・膿(うみ)・小さな水ぶくれが増える
- 2.赤みがどんどん広がる、痛みが強い
- 3.発熱がある、家族にうつったように見える
※細菌感染が認められる場合は、症状に応じて抗菌薬などを使って治療します。
🔄 治療・受診の流れ
- 1.皮ふの診察:あせもか、あるいは湿疹や感染(とびひ)など別の病気が混ざっていないか丁寧に確認します。
- 2.原因と対策の説明:汗・摩擦・衣類など、日常生活での見直しポイントをお伝えします。
- 3.外用薬の提案:炎症が強い場合は、状態に合わせた短期間のお薬を処方します。
- 4.生活指導:入浴やシャワーの入り方、汗をかいたあとのケア、衣類の工夫をアドバイスします。
- 5.経過確認:改善が乏しい・繰り返す場合は、治療内容をきめ細かく調整します。
❓ よくあるご質問(Q&A)
A. すでに赤みやブツブツなどの症状が出ている場所には、合わない(毛穴を詰まらせて刺激になったり、悪化したりする)ことがあります。
まずは、室温を下げて涼しくし汗を減らすこと、そしてやさしく汗を流すことや拭き取ることが最優先です。赤みやかゆみが強い場合は、パウダーではなく適切な外用薬が必要なこともあるので、無理せずご相談ください。
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