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副耳

お知らせ

副耳(ふくじ)とは?耳や頬に見られる生まれつきの突起について

副耳(ふくじ)とは、生まれつき耳の前(耳の付け根の前方)や頬に見られる、イボのように突き出た小さな皮膚の突起のことです。突起の内部に軟骨が含まれていることもあります。

これは耳が形成される胎児の時期に起こる「形のバリエーション(個性のひとつ)」であり、耳の病気ではありません。そのため、聴力などの機能に影響を及ぼす心配はありません。

しかし、副耳は自然に消えることはないため、「見た目が気になる」「マスクや眼鏡が引っかかる」などの理由で治療を希望される場合は、保険診療での切除手術が基本的な治療法となります。

当院で行う副耳の外科的治療(保険診療・日帰り手術)

当院では、局所麻酔による日帰り手術を行っています。副耳の「根元の形状」や「軟骨の有無・深さ」を詳細に確認し、以下のように適切なアプローチを選択します。

1)単純切除(軟骨がない、または非常に浅い場合)

○ 余分な皮膚(および浅い部分にある軟骨)を根元からきれいに取り除きます。
○ 傷跡が目立ちにくくなるよう、細い縫合糸を用いて丁寧に縫い合わせます。

2)軟骨の処理を伴う切除(軟骨が深い場合)

○ 副耳の芯となる軟骨が深い組織まで伸びている場合、表面の皮膚だけを切除すると、残った軟骨が将来的に不自然な膨らみとして浮き出てしまうことがあります。
○ 術後の仕上がりを美しくし、再発を防ぐために、必要に応じて深い部分にある軟骨まで適切にアプローチして処理・切除します。

糸で縛って取る方法(結紮法)について

新生児期などに、根元が非常に細い副耳に対して糸で縛って壊死させて取る「結紮(けっさつ)法」が行われることがあります。

しかしこの方法は、以下のような問題が生じることがあります。

○ 根元の軟骨が体内に残り、将来的にしこり(硬い盛り上がり)になってしまう
○ 皮膚の壊死プロセスにより、傷跡が不整形に盛り上がって美しく治らない

当院では、将来的な傷跡の美しさと確実性を最優先に考えているため、結紮法ではなく、原則として外科的切除をご提案しております。

当院における手術の適応年齢

当院での副耳手術は、局所麻酔を用いた日帰り手術を基本としております。そのため、手術中に安全な姿勢を保ち、動かずにいられる年齢(目安として小学生以上)を主な対象としています。

乳幼児のお子様で、安全な治療のために全身麻酔が必要であると判断される場合は、適切なタイミングで連携する総合病院や大学病院をご紹介させていただきますのでご安心ください。

美しい仕上がりのために大切な術後ケア

手術後の傷跡をより目立たなく、きれいに平らに治すためには、ご自宅での丁寧なアフターケアが極めて重要です。

○ 1)傷口の安静と保護
通常、手術を行ってから5〜7日ほど経過した段階で抜糸を行います。抜糸を迎えるまでは、医師の指示通りに患部を保護し、擦ったり刺激を与えたりしないように安静を保ってください。

○ 2)紫外線(日焼け)対策
抜糸を終えたばかりの新しい皮膚は、紫外線による色素沈着(シミのような変色)を起こしやすいデリケートな状態です。テープによる保護、固定を数ヶ月間継続することで、色素沈着を防ぎやすくなります。

○ 3)テーピング(肥厚性瘢痕の予防)
傷口にかかる「皮膚の引っ張り(緊張)」を和らげることで、傷跡が幅広く広がったり、赤く盛り上がったりする(肥厚性瘢痕)のを防ぎます。抜糸後はマイクロポアテープなどを用いたテーピングケアをおすすめしています。

治療の基本的な流れ

当院での治療は、以下のステップに沿って安全に進めてまいります。

診察・カウンセリング:副耳の大きさ、数、軟骨の有無や深さを視診・触診で確認します。
手術説明・ご予約:具体的な手術方法、術後の経過、健康保険を適用した際の費用などをご説明し、日程を決定します。
日帰り手術(局所麻酔):手術自体に要する時間は、通常15〜30分程度が目安です。
抜糸:手術から5〜7日後にご来院いただき、抜糸を行います。
経過観察・アフターケア:傷跡が落ち着くまで、丁寧なフォローアップとケア指導を行います。

よくあるご質問(Q&A)

Q1. 副耳の手術は健康保険が使えますか?費用はどれくらいですか?

A. はい、副耳の切除手術は健康保険の適用対象となります。
実際の自己負担額は、患者様の保険負担割合(1割・2割・3割)や、副耳の大きさ、個数、病理検査の有無などによって異なります。詳しい費用目安については、診察時に分かりやすくご説明いたします。


Q2. 傷跡はまったく分からなくなりますか?

A. 傷跡をゼロ(完全に無傷の状態)にすることはできませんが、できる限り目立たなくなるよう細心の工夫を凝らします。
耳の自然なシワや、周囲との境界線に沿って切開を行うほか、皮膚の層ごとに丁寧に合わせる「層状縫合」を行います。さらに術後の適切なテーピングや紫外線対策を継続していただくことで、時間とともに目立ちにくい細い白い線へと落ち着いていくことが期待できます。


Q3. 赤ちゃんのうちに早めに手術をした方が良いでしょうか?


A. 副耳は聴力や発育に影響を与えるものではないため、医学的な緊急性はありません。
周囲の目が気になり始める時期や、ご本人が局所麻酔による手術に協力できる年齢(小学生以降など)になってから治療をご検討いただくのが一般的です。なお、就学前のお子様で全身麻酔による治療をご希望される場合は、最適なタイミングで信頼できる専門医療機関をご紹介いたします。

🏥 当院のご案内

📅 診療のご希望や、副耳(ふくじ)治療についての診察相談は、
当院が初めての方は電話(072-758-8125)で、
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