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花粉症(季節性アレルギー性鼻炎・皮膚炎)の治療について

皮膚科コラム

花粉症(季節性アレルギー性鼻炎・皮膚炎)

治療の基本方針

花粉症は、スギやヒノキ、イネ、ブタクサなどの植物の花粉が原因(アレルゲン)となり、目や鼻の粘膜、あるいは皮膚に侵入することで過剰な免疫反応を引き起こすアレルギー性疾患です。くしゃみや鼻水だけでなく、花粉が露出したお肌に付着することで激しい痒みや赤みを起こす「花粉皮膚炎」に悩まされる方も非常に多くいらっしゃいます。当院の基本方針は、「最新の診療ガイドライン(エビデンス)に基づき、花粉が本格的に飛び始める前、あるいは症状が出始めた初期の段階から的確な薬物療法(初期療法)を開始し、シーズン中の不快な症状を最小限に抑え込むこと」です。これまでの豊富な臨床経験を活かし、眠気などの副反応が極めて少ない安全な内服薬や点眼・点鼻薬、外用薬を適切に組み合わせ、快適な日常生活をバックアップします。

こんなお悩みはありませんか(チェックリスト)

  • ・毎年決まった季節(春先や秋など)になると、目のかゆみ、くしゃみ、サラサラした鼻水が止まらない
  • ・花粉の飛散時期に合わせて、顔(特におでこ、目の周り、首元)がカサカサして赤く痒くなる
  • ・市販のアレルギー薬を飲んでいるが、日中の猛烈な眠気や口の渇きが強くて仕事や運転に支障がある
  • ・自分が何の花粉に対して強いアレルギーを持っているのか、血液検査できちんと突き止めたい
  • ・毎年花粉症の症状が重く、本格的にシーズンが始まる前から先手を打って対策を行いたい

主な特徴・治療法

眠気をおこしにくい「第2世代抗ヒスタミン薬」の厳選:花粉症治療の主軸となる抗ヒスタミン薬ですが、当院ではエビデンスに基づき、脳へお薬が移行しにくく、日中の眠気やパフォーマンス低下を起こしにくい最新の「非鎮静性薬」を患者様のライフスタイル(車の運転の有無など)に合わせて厳選処方します。

 

花粉皮膚炎への的確なバリア修復処方:花粉によってバリア機能が破壊され、敏感肌(湿疹化)になってしまったお顔や首元に対しては、花粉の侵入を物理的にブロックする適切な保湿剤と、過激な炎症を一時的に優しく鎮めるマイルドなステロイド外用薬を的確に組み合わせます。

 

MAST48等による正確な「アレルギー血液検査」:原因物質を特定し、飛散時期を予測して的確な防衛を行うため、一度の採血で多くの項目を網羅的に調べられる安全なアレルギー血液検査を実施しています。

治療の流れ(花粉症)

①丁寧な問診・皮膚診察 目や鼻の症状の強さ、お顔や首の皮膚炎の広がり方を詳細に診察。いつ頃から毎年症状が出るかなどのタイムラインを詳しく伺います。

 

②治療プランの提示 ➔ アレルギー検査のご提案 花粉症のメカニズムと、症状を悪化させないための「初期療法(シーズン前の先手治療)」の重要性を説明。必要に応じて原因を特定するための血液検査をご提案します。

 

③最適なアレルギー治療薬(内服・外用・点眼・点鼻)の処方 患者様のご要望(眠気の少なさを重視するか、効き目のシャープさを重視するかなど)に100%合致した内服薬を処方。目の痒みや鼻詰まりに直効きする点眼・点鼻薬を適切にパッケージします。

 

④日常生活の花粉防衛アドバイス 外出時のマスク・眼鏡の有効性や、帰宅時の洗顔・スキンケア方法、衣服の素材選びなど、お薬の効果を最大限に高めるための正しい生活習慣をスタッフから丁寧にお伝えします。

 

⑤シーズン中の経過観察・微調整 花粉の飛散量の増減(ピーク期など)に合わせ、お薬の強さや回数を適切に微調整し、シーズンが終わるまで快適な体調を誠実に維持し続けます。

  • ・最新のガイドラインに完全準拠した、眠気の出にくい非鎮静性アレルギー内服処方
  • ・くしゃみ・鼻水だけでなく、顔や首の「花粉皮膚炎」を同時に癒やすトータルケア
  • ・保険診療(※一連の診察、アレルギー血液検査、処方はすべて健康保険が適用されます)

よくあるご質問(Q&A)

Q. 花粉症の薬は、症状がひどくなって我慢できなくなってから飲み始めても間に合いますか?
A. いいえ、症状が激しく悪化して粘膜やお肌の炎症が完全に出来上がってからでは、お薬の効果が十分に発揮されるまでに時間がかかってしまいます。最も医学的エビデンス(効果)が高いのは、花粉が飛び始める「約2週間前」、あるいは「目が少しチクチクする、鼻がムズムズし始めた」という極めて初期の段階から内服を開始する『初期療法』です。あらかじめ体内のアレルギー受容体をブロックしておくことで、シーズン中の症状のピークを劇的に低く抑え、お薬全体の量も減らすことが可能になります。

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皮膚科・形成外科外来

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