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肝斑(かんぱん)の治療について

皮膚科コラム

肝斑(かんぱん)

治療の基本方針

両頬(ほほ)などに左右対称に現れるモヤモヤとしたシミ「肝斑」は、女性ホルモンのバランスや、日々の洗顔・メイク時の「皮膚への摩擦(物理的刺激)」が深く関わっている、非常にデリケートな皮膚病態です。 医学的エビデンス(診療ガイドライン)においては、強い出力のレーザー照射はメラノサイトを過剰に刺激して悪化させるため禁忌とされており、トラネキサム酸の内服や外用療法を主軸とすることが標準治療です。しかし当院では、これまでの専門医としての豊富な臨床経験に基づき、内服・外用だけで改善が滞る難治性のケースに対し、徹底的に計算された「極めてマイルドな設定パワー」と「緻密な照射密度」を構築した特殊なレーザー治療をオプションとして組み合わせるアプローチを行っています。お一人おひとりの肌質を見極め、最も安全で確実性の高いオーダーメイドの治療プランをご提案します。

こんなお悩みはありませんか(チェックリスト)

  • ・両頬、目尻の下、おでこなどに、左右対称にぼんやりと広がる茶褐色のシミがある
  • ・季節の変わり目や体調、ストレスによって、シミの濃さが変わる気がする
  • ・他院で強いシミ取りレーザーを受けたら、かえってそこが黒くなってしまった
  • ・毎日、ファンデーションやクレンジングでお肌をゴシゴシと強く擦る癖がある
  • ・自分のシミが「普通のシミ」なのか「肝斑」なのか分からず、正しいケアが知りたい

主な特徴・治療法

内服・外用によるメラニン産生抑制: ガイドラインで効果が実証されているトラネキサム酸やビタミンCの内服、およびハイドロキノン等の外用薬を軸とし、肌の奥でのメラニン生成を優しく、根本からストップさせます。


設定パワーと照射密度を工夫したレーザー照射: 難治性の肝斑に対しては、メラノサイトを破壊しない極限の「低出力(マイルドパワー)」と、色ムラを出さない「均一な照射密度」にコントロールしたレーザー治療をセレクトし、安全にメラニンの排出を促します。


徹底した摩擦排除のスキンケア指導: 肝斑治療において最大の敵は「擦りすぎ」です。医師およびスタッフが、お肌のバリアを壊さない正しい洗顔法を直接丁寧にお教えします。


治療の流れ(肝斑)

① 丁寧なカウンセリング・肌診察 お顔のシミの広がり方や色調を詳細に診察。他のシミ(老人性色素斑など)と混在していることが多いため、まずは肝斑の治療を優先した計画を立てます。


② 病態の解説 ➔ メリット・デメリットの説明 肝斑が起こるメカニズムを説明し、なぜ内服・外用が必要なのか、また当院が行う設定を工夫したレーザー治療のメリットとリスク(色素沈着の可能性など)を分かりやすく説明します。


③ 治療の実施(処方 または レーザー照射) 内服・外用薬を的確に処方します。レーザー治療を組み合わせる場合は、痛みに配慮しながら、その日の肌状態に合わせた最適なパワーと密度で照射を行います。


④ 術後アフターケア・遮光指導 レーザー照射後は、一時的な赤みが出ることがあります。術後のデリケートなお肌を守るため、徹底した紫外線対策(日焼け止めクリームの使用)を指導します。


⑤ 定期検診・肌質維持 定期的にお肌のトーンをチェックし、お薬の休薬期間(安全のための調整)を設けながら、長期的な美肌維持のためのホームケア習慣を確立します。

  • ・内服・外用をベースとした、ガイドラインに則った安全な治療
  • ・設定パワーと照射密度を厳密にコントロールした、当院独自のレーザーアプローチ
  • ・自費診療

よくあるご質問(Q&A)

Q. 肝斑(かんぱん)にレーザーを当てると悪化すると聞いたのですが、本当に大丈夫ですか?
A. はい、通常のシミ取りで行うような強い出力のレーザーを当てると、ほぼ確実に悪化します。そのため当院では、専門医としての解剖学的・病態的な知識のもと、出力を極限までマイルドに抑え、かつ照射の密度を均一に工夫した特殊な設定でレーザーを照射します。お肌を驚かせないように優しくアプローチし、内服や外用と適切に連動させることで、安全性を最優先に考慮しながら治療を進めることが可能です。

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皮膚科・形成外科外来

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