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母斑症の治療について

皮膚科コラム

母斑症

こんなお悩みはありませんか(チェックリスト)

  • ・家族に同じような皮膚の特徴や、神経の持病を持つ人がおり、自分やお子さまの症状が遺伝的なものでないか詳しく調べてほしい

主な特徴と当院の医療体制

皮膚症状からの隠れた随伴症状の予測: 例えば茶色いアザが多発するレックリングハウゼン病では、骨の変形や眼の異常、神経の腫瘍などが伴うことがあります。当院ではエビデンスに則り、皮膚のサインからお体全体の健康状態を統合的にアセスメントします。


外見上のストレスを軽減する形成的処置: お顔など目立つ場所にある、擦れて痛む神経線維腫や血管線維腫、目立つ母斑に対し、専門医の技術をもって最小限の傷跡で切除または適切な処置を行い、患者様のQOL(生活の質)の向上をバックアップします。


高度専門医療機関(大学病院等)との迅速なトリアージ連携: 母斑症は、小児科、脳神経内科、眼科、整形外科など、複数の専門科による定期的な全身管理(遺伝カウンセリング含む)が必須です。当院で精密な初期評価を行った上で、速やかに最適な専門医療機関へとスムーズにご紹介(バトンタッチ)いたします。

治療の流れ(母斑症の初期管理)

① 綿密な全身の皮膚観察 ➔ アザの計測 全身の皮膚をくまなく丁寧に診察。アザの種類(茶アザ、白アザ、赤いブツブツなど)を確認し、サイズや個数を国際的な診断基準に照らし合わせて厳密に計測します。


② 家族歴・持病の丁寧なヒアリング ご家族内に同じような皮膚の特徴を持つ方がいらっしゃるか、これまでにけいれん発作や視力の低下、骨の成長のトラブルなどがなかったかを詳しく伺います。


③ 医学的根拠に基づく丁寧な病態説明 現在の皮膚の症状が、どのような母斑症の基準に該当する可能性があるか、また今後どのような全身のチェックが必要になるかを、エビデンスに沿って誠実に、分かりやすくご説明します。


④ 局所的お悩みへの形成外科的手術(必要な場合) 日常生活で擦れて痛む大きな腫瘤やお顔の目立つ腫瘍に対して、お体に負担の少ない方法で安全に切除・微細縫合処置を行い、外見上のストレスを和らげます。


⑤ 高度専門病院へのスムーズなご紹介 ➔ 長期連携 全身の精密な検査(MRIや眼科検診など)が必要と判断される場合、速やかに対応可能な総合病院・大学病院へ紹介状を作成。その後も、地域のかかりつけ医として病院と密に連携しながら、お肌のケアを末長くサポートし続けます。

  • ・皮膚のアザやしこりから全身の疾患リスクを早期に見極める、実直なスクリーニング体制
  • ・QOLを高めるための、目立つ部位・擦れる部位の腫瘍への精密な形成的除去手術
  • ・保険診療(※母斑症に伴う一連の診察、検査、および医療目的の腫瘍切除手術は、すべて健康保険が適用されます。また、指定難病の申請に関わるご相談も誠実に対応いたします)

よくあるご質問(Q&A)

Q. 全身にあるたくさんの茶色いアザや、皮膚のポツポツを一度にすべて手術で消すことはできますか?
A. 母斑症に伴う全身の皮膚症状(数百個に及ぶことがある神経線維腫など)を、一度の手術ですべて完全に消し去ることは、お体への負担や手術創の範囲の観点から現実的ではありません。そのため当院では、「衣服ですれて毎回血が出てしまう場所」「お顔の目立つ場所にあって、患者様が精神的に一番ストレスを感じられている腫瘍」など、優先順位をしっかりと患者様と話し合った上で、数回に分けて安全にピンポイントで切除・処置を行います。無理のない計画的なアプローチが重要です。

Q. 子供の体に生まれつき茶色いアザがいくつかあります。これがあると将来、必ず何かの大きな病気になるのでしょうか?
A. 小さな茶色いアザ(カフェオレ斑など)自体は、健康なお子さまであっても1〜2個程度持っていることは決して珍しくありません。アザがあるからといって、必ずしも重大な母斑症であるとは限りませんので、まずは過度に心配なさらないでください。ただし、「直径5mm以上のアザが、乳幼児期に6個以上見られる場合」や、成長とともにアザの数が増え、皮膚に小さなしこりが出始めた場合は、エビデンスに基づく慎重な経過観察とスクリーニングが必要です。不安な場合は、アザの個数や状態を確認いたしますので、一度診察室へお気軽にお連れください。

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皮膚科・形成外科外来

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